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皮膚感作性試験(OECD TG No.442E)

皮膚感作性試験(OECD TG No.442E)

皮膚感作性試験(OECD TG No.442E)とは

皮膚感作性試験(OECD TG No.442E)とは

  • Human Cell Line Activation Test (h-CLAT)
  • U937 Cell Line Activation Test (U-SENSTM)
  • Interleukin-8 Reporter Gene Assay (IL-8 Luc assay)

h-CLATは、樹状細胞様細胞であるヒト単球性白血病由来株化細胞 (THP-1細胞) に被験物質を24時間曝露し、細胞表面タンパク質 (CD86、CD54) の発現増強をフローサイトメーターで測定する試験です。

CD86が150%以上、またはCD54が200%以上発現すれば陽性と判定します。

CD86はT細胞に抗原提示する際の副刺激分子、CD54はT細胞表面タンパク質と結合する接着分子です。

ヒト組織球性リンパ腫由来株化細胞 (U937細胞) を使ったU-SENSTM法は、曝露時間が45時間で、CD86の発現増強のみを指標とし、h-CLATより少ない被験物質量で測定可能な試験法です。

IL-8 Luc assayは、IL-8プロモーター下流にLuc遺伝子を導入したTHP-G8細胞 (THP-1細胞由来) を用いるレポーターアッセイであり、X-VIVOTMという溶媒を用いることで通常のin vitro試験では評価の難しい難水溶性物質の評価が可能とされています。