初代研究所長 石館守三
食品、薬品、化学物質等の安全性試験・検査を適格かつ公正に行うとともに、安全性試験法の開発、毒性の発現機序の解明など、安全性に関する研究を幅広く担う研究施設として、1970(昭和45)年12月に食品薬品安全センターが設立されました。
初代研究所長は、日本薬学界のパイオニアでありハンセン氏病治療薬の合成をはじめ日本の薬学・医学界に多大な貢献を果たした石館守三先生が務められました。
エントランスには当センターの理念である"INSEQVENTES VERITATEM SERVIAMVS DEO HOMINIBVSQVE"「真実を探究し神と人とに仕えん」という石館守三先生の言葉が掲げられています。
累計70,000件以上の試験実績
食品薬品安全センターは1970年の設立以来、食品、医薬品、医療機器等に関する多種多様な安全性試験に取り組み、累計70,000件以上の試験実績を積み重ねてまいりました。(2024.10現在)
特に医療機器の生物学的安全性試験については、業界のトップランナーとして大手メーカー様から新規参入メーカー様まで幅広くご愛顧いただいています。
当センターの安全性試験は、試験結果をご提示するのみではなく、試験結果に基づく当局からの照会に対してのご相談などについてもアフターフォローを提供しております。
食品薬品安全センターで実施できる安全性試験
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外部精度管理
食品薬品安全センターでは、食品衛生法に関する本邦唯一の外部精度管理調査実施機関として以下の調査を実施しております。
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食品衛生外部精度管理調査
- 検査施設における信頼性確保を目的とした「食品衛生検査施設における検査等の業務管理」(食品GLP)の施行に伴い食品衛生法施行規則に規定され、 食品衛生検査施設および登録検査機関では外部精度管理調査への参加が求められています。
- 食品薬品安全センターでは1997年度より厚生省(現厚生労働省)から食品衛生外部精度管理調査実施機関として具備すべき要件の適合の確認を受け、食品衛生検査に関わる外部精度管理調査を実施しています。
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食品表示に関する外部精度管理調査
- 「栄養成分検査の外部精度管理調査」を2017年度より国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所との共催にて実施しています。
- 「特定原材料検査の外部精度管理調査」を2019年度より国立医薬品食品衛生研究所の支援にて実施しています。
その他のサービス
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対照材料頒布
- 「医療機器の製造販売承認申請等に必要な生物学的安全性評価の基本的考え方について」(薬食機発0301第20号)の改定案および 国際規格であるISO 10993シリーズに記載されている対照材料を頒布しております。
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生物学的安全性試験の手引き
- 医療機器の生物学的安全性試験を計画し、試験を食品薬品安全センターに委託あるいはご検討くださる際にご利用いただいています。医療機器メーカー様等を対象に無償・送料弊所負担にて郵送いたします。
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医療機器安全性試験セミナー
- 最新のガイドライン、各種ガイダンス等を基に医療機器の安全性試験について解説する「医療機器安全性試験セミナー」を開催しております。
食品薬品安全センターについて
食品薬品安全センターは1970年の設立以来、医薬品・医療機器等の安全性試験を受託するとともに、動物実験代替法による安全性試験法の開発、毒性の発現機序の解明など安全性に関する研究を行っています。
また、食品衛生法に関する本邦唯一の外部精度管理調査実施機関として、食の安心・安全の確保に取組んでいます。
安全性試験においては1980年にGLP体制を整え多数のGLP試験を実施しているほか、GMPによる品質管理試験にも対応します。
所在地・アクセス
一般財団法人 食品薬品安全センター
〒257-8523
神奈川県秦野市落合729番地の5
TEL 0463-82-4751(代表)
- 公共交通機関で来所いただく場合
- 小田急線・秦野駅北口4番乗り場から神奈川病院・くず葉台行循環バス(系統番号:「秦22」または「秦27」)で13分、「神奈川病院」下車徒歩1分
- または秦野駅からタクシーで10分
- お車で来所いただく場合
- 東名高速「秦野中井 I.C. 」から10分
- 秦野中井 I.C.を出て左折し直進